東京写真日和です。
RICOH GRⅡ を購入して早3ヶ月が経ちました。
毎日持ち歩いてバシバシ撮る!という訳には行っていませんが、使い始めの印象について書いて見たいと思います。
ご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
購入動機

まず前提として
GRⅡをメイン機として購入を考えている方は視点が少し違うかもしれません。
なぜ必要なのか?小さくて軽いは正義!

既存の機材に満足しているならなぜ必要なのか。
それは、大きさと重さです。重いんですよーーーー!!でかいんですよーーーー!!
でも、それは初めから分かっていること。撮影に出かける時や、屋外で取り出す分には全く文句はありません。
- 困るのがちょっと出掛けている時にフォトジェニックな場面に遭遇した時。
- 店舗など、公共性のある狭い屋外でちょっぴり撮りたい時。
特に後者について、今まで撮りたい気持ちを押し殺したことが多いです。
「カメラやってる人ってそういうのあんまり気にしないんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんがそんなことありません。
狭い店内であのでかいカメラを出すのは普通に戸惑います。そして自分は出せません。
そんな時もGRⅡなら大丈夫!こっそりバッチリ写真が撮れます。
上の写真は上島珈琲店で撮りました。銅製カップの雰囲気が好きでずっと撮りたかったんですよねー。
28mmはちょっと広い?どうなの?

GRⅡのレンズは35mm換算で28mm。
普段は35mm,50mm,85mmのレンズを使用している自分としてはちょっと広めに感じます。
ただ、全く悪い印象はないです。むしろ今までにない感じを楽しめる感じがします。
特に35mmで建物や室内を撮っていると「もうほんの少しだけ広く撮りたいんだけど・・・・。」と思う場面が多々あります。
この写真は足元と天井のバランスが気に入っています。35mmじゃ撮れない世界。
新しい画角を試行錯誤しながら自分のものにしていくのもとても楽しいです。
いざとなれば35mm,47mmのクロップにも対応しています。
クロップは画素が・・・。と倦厭されがちですが、SNSにアップする程度であれば全く問題ありません。
しかもRAW現像できるので!ここが結構大きいです。
画質は最高!色味は渋め!

画質はAPS-Cセンサー搭載だけあって非常にいいです。
ローパスレス仕様のため解像感も高く、初使用時は「このサイズでこれだけ写っていいのか!?」と終始感動しっぱなしでした。
色味については渋めの印象。
上記の画像は色については変更していません。空の色等少しグレーがかったような印象があります。
光沢感のある無機物のような被写体はとてもかっこよく撮れるかもしれません。

一方でグリーンは鮮やかに写ります。
PENTAXの血が入ったからでしょうか。元PENTAXユーザーの自分としては嬉しいです。
マクロモードで接写ができるのもいいポイントですね。
スペック!ライバルはX100F?
最後にスペックについてです。
購入するに当たって悩んだ相手が「FUJIFILM X100F」です。
コンセプトは少し違うかもしれませんが、共にAPS-Cセンサー搭載の高級コンデジということで。
自分がGRⅡを選んだ際に重視したポイントを赤字にしています。

この表を見る限り、スペックでは完全にX100Fが上です。実際に値段も倍近く高くなっています。
その中で際立つのがGRの小ささと軽さ!体感的には一眼レフ機とミラーレス機くらいの差を感じます。
X100Fは画素も多く、ファインダーも内蔵しているため、足を止めてしっかりと被写体と向き合うようなカメラになっていると思います。じっくりと作品を作り込みたい方にはこちらが向いていると思います。
一方GRⅡは取り回しの良さと起動の速さでとにかく目に付いたものをサッと撮るスタイル。
とにかくどこにでも気兼ねなくカメラを持って歩きたい人におすすめです。
また、自分のように完全にサブカメラの位置付けで使用する人もこちらの方が役割分担がはっきりするのではないでしょうか。
最後に、すごく重要な違いがあります。それは記録フォーマットです。
両方共にRAWに対応していますが、X100Fの場合クロップしたものはRAWで保存ができません。
X100Fはフィルター類が豊富なので、問題ないかもしれませんが自分は必ずRAW現像したい派なので、これは大きな懸念ポイントになりました。
まとめ
色々書きましたが、自分はGRⅡに大満足しています。
「カメラ持って来れば良かった。。」「今日はカメラ要らなかった。。」と思うことが格段に減りました。
もちろん苦手なことも多いカメラですが、そこもまた可愛く思えるカメラです。
小さくて軽いGRⅡだからこそ撮れる瞬間を求めて、使い込んで行けたらなと思います!
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