東京寫眞日和のおまるです。
2016年は本当によくお金を使いました。
主な購入物として
- Canon 5DmarkⅢ
- Canon EF 50mm F1.2L USM
- TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USDModel F012
- TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USDModel F016
- Nissin Di700a
- Canon iP8730
大所はこのあたりでしょうか。
Canon iP8730はすでにご紹介済みですが、
今回はTAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USDModel F016を紹介したいと思います!
購入動機
5DmarkⅢへのマウント変更時にTAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USDModel F012と同時に購入しました。
EFマウントで新たにレンズシステムを構築するにあたり、ズームレンズよりもまずは単焦点レンズを優先的に導入することに決めていました。
ポートレートをメインとしながらもある程度万能的に使える焦点距離としてまず35mm。
そしてポートレートレンズとして定評のある85mmの購入を決めました。
購入当時は発売まもないレンズでしたが、TAMRONの柔らかなボケと暖かみのある雰囲気が大好きだったので、特に不安もなく購入。
今あったボディ内手ぶれ補正がなくなるということで、VC搭載も嬉しかったです。
結果として、購入して大正解でした!
スペック比較
同じ焦点距離のレンズとして、
- Canon EF85mm F1.2L II USM
- Canon EF85mm F1.8 USM
- SIGMA 85mm F1.4 DG HSM
と比較してみたいと思います。
SIGMAは購入時には未発売ですが、今後購入を検討されている方へ。
TAMRON | SIGMA | Canon F1.8 | Canon F1.2 | |
---|---|---|---|---|
フルサイズ対応 | ○ | ○ | ○ | ○ |
解放F値 | 1.8 | 1.4 | 1.8 | 1.2 |
フォーカス | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF |
手ぶれ補正 | ○ | × | × | × |
最短焦点距離 | 0.8m | 0.85m | 0.85m | 0.95m |
レンズ構成 | 9群13枚 | 12群14枚 | 7群9枚 | 7群8枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 8枚 | 8枚 |
重量 | 700g | 1130g | 425g | 1025g |
発売日 | 2016年3月24日 | 2016年11月17日 | 2002年8月8日 | 2006年3月中旬 |
値段 | 8万6000円 | 11万8000円 | 4万4000円 | 17万1000円 |
TAMRONの大きな特徴として、手ぶれ補正が使えること、最も寄れるレンズであることがあげられると思います。
ひとつ気になる点があるとすれば、同年に発売されたSIGMA 85mm F1.4 DG HSMと比べて解放F値が1段分暗いことでしょうか。こちらについては、実写の写真を見ていただければと思います。
絞り解放での実用性

絞り解放で撮影。
85mmの強い背景のボケに反してピント面はしっかりと解像しています。
ただ、しっかり解像する中にも固くなりすぎず、柔らかい雰囲気を残しているのが特徴です。
これが自分がTAMRONレンズを使う理由の一つになっています。

こちらも絞り解放で撮影。
周辺減光は大きく見られますが、自分は写真の味としてそのまま残して現像することが多いです。
もちろんRAW現像ソフトを使えば補正もすぐに出来るので、その写真に合わせて使い分けます。
解放でこれだけしっかりとした写りをすれば、1段分の暗さは気にならないのではないでしょうか。
「いやいや、薄暗くなってきてからの撮影では、1段の差が大きく影響するんだよ!」
という方。ご心配なく!
手ぶれ補正機能

iso640 F2.8 SS1/20
11月下旬の16時半に撮影しました。
日没直前の時間帯で、さらにこの日はドン曇りという空模様。
体感的にはかなり薄暗い状態でした。
一般的に手ぶれをしない条件の目安として
SS=1/レンズ焦点距離
と言われています。
つまり、85mmの場合はSS=1/85が手ぶれしない条件の目安となるわけですが、今回はこれよりも数段遅いにも関わらず手ぶれを起こしていません。
これはこのレンズの3.5段 (CIPA規格準拠)の手ぶれ補正機能のお陰でもあります。
もうひとつのメリットが、薄暗い場面での構図の自由度が上がること。

手ぶれを気にした撮影をすると、壁に寄り掛かったり、手すりを利用して、出来うる限りカメラを支える手を安定させようと考えがちになります。
しかし、それは構図の自由度を奪うことにもなります。
このレンズを使っている時の手ぶれに対する安心感は、そのような考えを頭の隅に追いやり、その時撮りたい角度、場所を優先させた撮影が出来ると感じます。
もちろん絶対に手ぶれが起きないというわけではないので、失敗することもありますが、最初から撮影の自由度を制限するということはなくなると思います。
最後に
拙いレビューですが、10ヶ月使って感じたこのレンズのいい所をつらつらと紹介して見ました。
何よりも気に行っているのが、TAMRONの色のりのよさ。最近のレンズらしい高解像、高コントラストの中でも柔らかな雰囲気を残している写り。
写真に暖かさ、柔らかさを求めている方には最高のレンズではないかと思います。
コメントを残す